社労士の概要と業務内容
社労士とは正式には「社会保険労務士」と呼ばれますが、一般的な会話の中では社労士や労務士といった名称で呼ばれる事がほとんどです。
社会保険労務士は労働関係の法令や社会保険に関する法令に精通し、これらの法令に基づく各種書類の作成代行や届出、手続きの代行などを主な生業とする専門家の事を指します。
社会保険労務士の資格は「国家資格」に区分されており、社労士を目指す為には一定の受験資格を満たす必要があります。
社労士の代表的な受験資格としては「4年生大学で一般教養科目を修了している事」や「短期大学または高等専門学校を卒業している事」、「司法試験予備試験に合格していること」、「行政書士となる資格を有している事」などが挙げられます。
これらの受験資格を満たした後、国家試験を受験して合格すれば晴れて社会保険労務士としての活動をスタートさせる事が出来ます。
会社経営のためには「人に関する管理業務」を徹底しなければなりませんが、この業務に関するアドバイスや実務のサポートを行ってくれるのが社労士です。
社労士の魅力
社労士に対するニーズは途切れる事がなく、社労士として働いていれば基本的には職を失うというリスクはほとんど無いと言えます。
社会保険労務士として働く最大の魅力はやはりなんと言っても「労働や雇用、年金に関する法務のエキスパートになれる」という点が挙げられます。
社労士の業務は基本的に労働、雇用、年金に関する書類作成や手続きの代行などがメインとなります。
こうした業務を遂行する為には特定の分野に関する法的な知識が必要となる為、ある意味では社労士も「法律家」の一種に区分する事が出来ます。
また、企業の大小に関わらず「人」に関する問題を解決するのが社労士の役割ですから、「人助け」に貢献できるという点も社労士として働く大きな魅力と言えます。