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行政書士の概要と魅力について

 

最近では法曹三者以外の職に就く人の中にも法律家を名乗る人が増えてきていますが、結論から言えば法律家の定義は未だに曖昧なので、たとえば司法書士や行政書士のように一部の法律に詳しい職業の人が法律家を名乗る事自体は特に問題ないと言えます。

 

書類を渡す男性

 

近年は「街の法律家」と称して営業を行う行政書士も増えてきていますが、行政書士の主な仕事としては「企業や個人に代わって役所に届け出の義務が生じた書類を作成・提出する事」となっています。

 

たとえば建設工事を請け負う会社が建築や道路、トンネルなどの工事を行う前には必ず建築許可というものが必要になりますが、この建築許可を得る為に必要な各書類や手続きを代行してくれるのが行政書士なのです。

 

 

また、個人の例を挙げるとたとえば外国人の方が日本で働いたり学校に通ったりする為にはビザの申請が必要となりますが、こうしたビザの申請に関する書類作成や申請についても行政書士が代理で行ってくれます。

 

 

行政書士の魅力はいくつかありますが、やはり最大の魅力は「特定の専門分野のスペシャリストになれる」という点が挙げられます。

 

 

行政書士を目指す為に必要なこと

 

行政書士を街の法律家と呼ぶ人も居ますが、実際には行政書士の役割や職務内容は法律家というより「法務家」と呼んだ方が適当だという意見が大半を占めています。

 

行政書士は行政書士法に基づく国家資格ではありますが、法曹三者と異なり年齢をはじめとする受験資格の制限が無いため、志さえあれば誰でも目指す事が出来る資格です。

 

そのため、定期的に行われる国家試験を受験して合格さえすれば晴れて行政書士としての活動を開始する事が出来るのです。
行政書士の仕事の領域は今後もまだまだ拡大していく事が予想されるため、行政書士の資格は独立開業したい人やステップアップしたい人の間で特に高い人気を誇っています。